BEC BISK Cost Accounting の巻

どうしても落としたくない簡単な論点。Prime Cost の Variance。ただ、計算問題はしばらくやってないと忘れてしまうことが多く、何かしら工夫が必要と思いました。

それに、Cost accounting は色んな数値で資料が与えられ、整理しないと間違えた数値を使って答えが出ないということにもなるのかなと、ちょっと図で整理してみました

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まず、こちらの図ですが、四角全体の面積がTotal actual cost を表し、左下の四角の面積がPlanned (Standard) のTotal cost を表しています。そのために、四角下の部分には Planned ( Standard) units (数量)とActual unit を書き込み、図左側の横長の四角の横にはActual $ per unit, Planned (Standard) $ per unit をそれぞれ書きます。

そして、赤い文字の部分がそれぞれEfficiency variance (数量差異)、および、Price variance (価格差異)となるわけです。

そして実際の過去問で数字を当てはめてみました。

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こちら、BISK の43rd. edition, Cost Accounting の Q66 から抜粋しました。最終的にはActual total cost の$207,200マイナスPlanned total cost $200,000 の差額にVariances の合計が一致することになります。

少し理論的なお話をすると、この図の上の赤い部分、Price variance には Efficiency variance と交差する部分があり、その交差する部分はprice variance に含まれていること。これは、企業内部でコントロールできるのは、Efficiency variance であること、Price variance は市場の影響も大きく、必ずしも企業内の責任者が全てを管理できないから。それに対してEfficiency variance は十分管理可能だからこちらをきっちり算定して管理するということです。ご参考まで。

こういった簡単な論点は落としたくないです。慣れれば図を書かなくても十分なので、Cost accounting 初心者の方、お試しください。


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