しばらく真っ暗な闇の中をさまよっている感じですが、何とか乗り越えようと、もがいてみたり、反発してみたり、流されてみたりしています。

このミッドライフクライシス、どんな状況かというと、いちばん状況を的確に表していると思った記事を抜粋してみました。

ユングは、ミッドライフ(中年)において人は、大切な人生の転換期を経験すると考えました。とくに32歳から38歳(*)の間に、個人の中にある深刻な変容が必ず起こるとし、これを「生の転換期(独語:レーベンスヴェンデ)」だと言っています。

* 現代社会ではこの年齢は40歳前後にあたるとも言われます。また、この変化の時は“40歳から70歳にかけてのある時点”で訪れると言うこともあります。

子供から大人になる思春期に危機が訪れるのと同じように、人生の後半に到達するときにも危機が訪れます。人生の前半に無視してきた問題や義務や欲求が、この時期になって現れてくるのです。

たとえば今まで価値があったものに対して価値を見いだせなくなったり、今までの生き方に関心を失い始める、といった形でこの危機はやってくるかもしれません。あるいは、突然、原因不明の身体的症状に悩まされるかもしれません。いずれにしろ、この時期に問題や症状が生じたら、それは新しい自己実現のための病だと考えられるのです。これに直面しないでいる限り、その問題なり症状なりに、悩まされ続けることになりますが、勇気を持って立ち向かい、これを乗り越えると、それは新しい可能性や創造性への飛躍につながります。したがって、「中年の危機」は意義深い停滞と言えますし、またこの危機はきわめて「正常」なものであるとさえ言えます。

ユングが1929年に研究所での講義中に次のように言った記録が残っています。

「年をとれば、自分自身や世界などの両義性を知ることがきわめて重要になってきます。疑うことは知恵の始まりです。人生の価値を疑い始めることはきわめて重要であり、そうして世界の錯綜から自らを解放することができるようになるのです。若い人たちは疑いの中で生きることができません。人生に対して深刻な疑いをもてば、世界に入っていけなくなります。しかし成熟した人は世界からもっと分離すべきです。人生の半ばをすぎれば、それは完全に正常なことです。」

エレンベルガーという精神科医は、フロイトやユングなどの深層心理学者の人生を調べ、「創造の病(creative illness)」という考えを提唱しました。偉大な創造的な仕事をした人は、中年において重い病的体験をし、それを克服した後に創造活動が展開されるというのです。この考えは、他の学者によっても多くの跡づけがなされ、中年における身体的病気や思いがけない事件などもそのような意味を持つことが明らかにされました。

この「危機」を乗り越えようとする過程で多くの人が体験することのイメージとして、「夜の海の航海(night sea journey)」があります。心が暗闇の中にあって、出口の光が見えず長らく低迷する状態です。しかし、航海がそうであるように、いつかは闇の世界から脱出する時が来ます。

引用元:分析心理ドットコム

救われる気持ちになるのは、「正常なこと」ということ。人によって状況や経験が違うので、その時期は前後すると思いますが、その最中にヤケになっておかしな行動を取らない限り、「正常」な範囲での出来事らしい。

で、路頭に迷っている間は、何を考えても答えが出ない、出口の見えない真っ暗闇を歩いている感じで、これから先の不安しか感じない。正に少し前の私。今は、こうゆう原因がわかっただけでも気持ちが楽になった。

歳を取るって、単に歳が増えていくだけじゃなくて、想像できない未経験の気持ちに遭遇するってことだってよく思う。今度は「もうこのまま私はダメになっていく」って何度も思った。そのたびに、そうなりたくないからもがく。本を読んだり、転職しようと考えたり、ひたすら流されてみたり。

もう少しだけ続きそう。でも、いつか脱出できるときが来るって信じて目の前のことをやるしかないね。