食品ロスについて考えたこと

先日、栄養学博士の井出留美さんという方が出演していたラジオの番組で「食品ロス」のお話を聴きました。普段、何気なくしている買い物も、実は食品ロスにつながるということで、食品ロスを出しているのは、自覚のない私?と、意外にショッキングなお話を聞くことができました。

普段、買い物に行って牛乳やお魚、お肉、また、生物に限らずお菓子でも、ほとんどの場合に陳列の奥の方からとることが癖になっている私。これが食品ロスにつながるとは全く意識していませんでしたよ。

日本では、年間700万トンほどの食品ロスが発生しているとのことでしたが、これには農場などで収穫後、形が悪いからと捨てられるものは含まれていないとのこと。イタリアでは500万トンほどの食品が捨てられているとのことで、日本とそれほど変わらないじゃない、、、と思いきや、これには農場などで収穫後すぐに捨てられるものも含まれているそうです。

品物を陳列棚の奥からとることがなぜ食品ロスにつながるのかと言えば、結局は賞味期限が近いモノが前の方に置かれ、賞味期限に余裕のあるものは棚の奥の方に置かれています。そして、奥からとることによって、手前の賞味期限ぎりぎりの食べ物を買わなければ、売れ残り、そればゴミとして捨てられてしまうのです。

番組でも触れられていましたが、賞味期限が切れたからといって、ダメになるわけではないということはみんな知っているはず、でも、品質が悪くなったように錯覚をして、結局は買わなくなるということ。今日食べるのなら、賞味期限が明日でも十分であるということをお話されていました。

これには日本人の神経質な性格も関係しているとか、全くその通りだと感じました。食品ロスに限らず、日本人の神経質はいろんなところに影響を与えているように感じます。もっとズボラになってもよいのに~と私も良く感じます。

しかし自分が食品ロスを出していることを自覚せずに過ごしていたことには反省。ということで、買い物に行ったら陳列棚の手前から順番に取るように心がけたいと思いました。あれから数日ですが早速実行しています~。

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