節約生活は目からうろこだったこと

稲垣えみ子さんの本(魂の退社 [単行本])を読んでから暖房を使わない2回目の冬。昨年は1月後半の積雪時に断念してしまいましたが、今年は暖房なしで今のところ問題なく過ごしています。ここで言う暖房とは、エアコンの暖房や石油・電気・ガスなどの暖房器具のこと。唯一使用しているのは湯たんぽ。鉄製の直に火にかけて温めるタイプ。これ、正直ものすごく暖かいです~。

夜帰宅してから温め、就寝までは足を温めながら使い、就寝時はベットの中、翌朝も十分暖かいのです。

室内はだいたい13度から16度ぐらい、湿度は50%から60%。まぁ、10度以上あれば死ぬことはないんじゃないかな。。。というか、暖房をつけないおかげで湿度も50%以上に保つことができて、皮膚の乾燥がまったく気にならない!就寝も室温が低めのほうが寝つきが良いし、ガス代は多少上がるものの電気代は秋から春までほぼ変わらず。

帽子をかぶったり、厚い靴下を履くとか、ある程度厚着にはなるものの普段の生活には全く問題なく、むしろ意外にこれ好きかも。昨年は初めての試みだったので、厚着に慣れず、苦しい節約だったのだけど、今年は昨年の反省点も踏まえて、なかなか楽しい♪というところまで行きつきました。

もう今となっては暖房を使う生活には戻れないくらいになっていると思います。暖房がガンガンかかった知り合いの部屋に行くと、暑くて暑くて。。。(笑)で、乾燥で喉が痛くなるようになり、すっかり暖房なしの生活が染みついたようです。

暖房をかけると、それに伴う乾燥対策のために加湿器をつけないとならなくて、電気代2倍。いくら家電がエコになっているからと言っても、ゼロにはならないし場所も必要。。更には美容のための美容液のマスクをつけてみたり、暖房に伴っていくつものモノが必要になるわけです。

それに比べると暖房に係る電気代はゼロ、乾燥しないから美容や健康にも良い。基礎化粧品もそれほど高いものは不要、良いことばかりです。
更に、災害時に対応できる自分にも知らず知らずのうちになっているのかななんてことも思います。お金をかけて美容や健康、更には災害時のために備えることはとても簡単だと思うのだけど、お金をかけずに(かけないことが良いことということではないです)美容・健康、それから災害にも強くなれるって意外に盲点なんじゃないかなと思いました。

世の中お金がすべてなのかもしれないので、暖房器具が売れて、加湿器が売れて、防災グッズが売れることが経済的に世の中を潤すということが世間の認識なのかもしれないですが。。

稲垣さんのような究極な節約生活にはまだまだ及ばないですが、今まで何も考えずにお金を使ってやってきたことを一度辞めてみる、そして原始的と思われることをやってみると意外な発見が多く、本当に目からうろこです。

一つお金を使うと、それに連鎖して次々とお金のかかることが現れるんです。

このAI時代に逆行しているかと思いますが、だからこそ忘れられている大事なことがあるようにも思えるんです。少しずつ稲垣さんの真似をしていくのが今はとても楽しいです。彼女の生活はホント、未知の世界を求める、究極の古くて新しい生活だと思います。

次に挑戦したいのは私の超苦手な夏の暑さです。。うーん、こればかりはなかなか手ごわそうですが。。

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